仙台中田SC4-3コバルトーレ女川@松島FC [コバルトーレ女川]

201201091502000.jpg 1月9日午後、FIFAの資金援助で修復された松島フットボールセンター人工芝Gに、コバルトーレ女川と仙台中田SCの試合を見に行ってきた。今年も宮城ウィンターリーグがはじまった。
 この大会は、九州リーグを視察した宮城県協会のお偉いさん達が、九州リーグのような熱い対抗戦で地域を盛り上げたいと考え、2007年から実施している。地域のもりあげ、世代間交流が主眼となっているため、下部組織の中高生、そのクラブの地元にある中学高校のサッカー部員、40歳をとうに越していると思われるシニア選手など誰でも出られる雰囲気もあるが、一方で練習生のセレクションとして利用するクラブもあるなど何でもありの大会だ。趣旨にあわないので大学サッカー部の出場は認められない。無論、通常のリーグ戦に加え、天皇杯、全社の各予選が行われる春から秋には実施できず、厳冬期の開催だが、秋春制に賛成しているという宮城県協会会長の意向も働いているとみるのが自然だ。
 この大会が始まった当初は多くのマスコミに取り上げられそれなりに注目されていたのだが、試合自体のレベルも高くなく、運営も杜撰、しかも耐えられないほど寒いので観にくる人は本当に少なくなってしまった。
 またしても、前置きが長くなってしまったが、肝心の試合について。コバルトーレ女川、仙台中田ともに東北リーグ2部南の優勝を争うと予想されるクラブどうしの対戦。
 体を絞ってきて、スプリントもあるコバルトーレと、ゆるい感じの体型の選手もいる仙台中田、コバルトーレの優勢を予想したひとも多かったが、実際は全く違った。
 開始早々から攻勢に出るコバルトーレが試合を支配するが、シュートの精度が低く、ゴールネットを揺らすに至らない。すると、コバルトーレの攻撃に慣れはじめた仙台中田が巧妙に守備の網を張り、ボールを奪うと、右サイドから攻め、シュートを放つ。女川GKがいったん弾くが、弾き方が甘く、仙台中田#19に拾われフリーでシュートを打たれ、仙台中田が先制。そして、その2分後、女川DFの寄せが甘く、またしても、仙台中田#19がフリーでシュート、仙台中田2点目。34分、コバルトーレも仙台中田の守備の乱れをつき1点返すが、またしてもその2分後にPKをとられ、仙台中田3点目。 後半、13分女川は#18のCKから#11が押し込み、女川2点目。30分、仙台中田#16に女川DF3人がたやすく振り切られ、仙台中田4点目。34分、スルーパスに抜け出した女川#8のゴールで一点差に迫るがそこまで。
 前半は金網越しピッチサイドでの観戦、後半は小高い丘の上から俯瞰しながらの観戦だった。
 女川は守りにはかなりの不安があることを露呈。攻撃については、中央ばかりでサイドを活用しないのは勿体ない感じがする。
 もちろん、勝ち負けを目的にする大会ではなく、練習生のセレクションを兼ねていたと思われるので、4月のリーグ開幕までに修正すればよいのであるが。
 ソニー仙台のときにも感じたことだが、長期にわたって実戦から遠ざかっているブランクはことのほか大きいと痛感した。
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