東京ヴェルディ1969 2ー0松本山雅FC@味の素スタジアム [松本山雅]

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 松本山雅の記念すべきJリーグファーストゲームはちょっぴり苦いものになりました。
世間一般でもある程度の注目はあったのでしょう。ベガルタがJ1へ行って以降、普段J2などめったに取り上げない 河北新報に反町監督と木島徹也のコメントが載っていたのには驚きました。ただ、力の差があることはみんなわかっていることですからね。J1でもそうそうたる実績のある選手が出ているヴェルディと他のクラブから戦力外通告を受けた選手中心で成るチームでは天と地ほどの差があります。
 その差を埋めるためにどんな努力をしたか、どんな工夫をしたか、どんな采配をしたか、どれだけ走ったか、どれだけ体を張ったかと行ったあたりが、我々の着眼点であるわけです。
 前半は互角の展開、受けてたつヴェルディに固さがあり、山雅が良かったというわけではないと思います。 山雅も思ったよりも攻めている感じで、惜しいシュートもありましたが、やはりヴェルディの土屋や高橋、柴崎の方が上手でした、うまく対処され、本当の決定的なシュートは打てずじまい。
 前半もたつき気味だったヴェルディは後半開始頭からギアチェンジ、押し込まれます。そんななか51分、ヴェルディ小林の放ったシュートは山雅の選手の脚に当たりコースが変わり、必死に伸ばした野沢の指先とゴールポストのわずかな隙間をすり抜け、先制を許してしまう。 そして、失点して落ち着かない雰囲気のなか、58分、ジョジマールにフリーでボールがわたり、2失点目。(なんか愛媛のジョジマールに似ていると思ったらヴェルディに移って来ていたのか。)
 その後は木島徹也が抜け出して1対1になりかけた場面なんかもありましたが、運動量が落ち、効果的な攻撃はできず、無得点のままタイムアップを迎えてしまいました。
 結果的に2失点してしまったけれど、スリーバックの3人は中央をしっかりと締め、安心してみていられました。スリーバックのサイドハーフは激務なのだけれども、久木田、楠瀬の新加入の2人が抜擢され、ともに奮闘。確かにボールを失う場面もありましたが、対面の相手を考えれば仕方ない、でも今後に期待できます。FWとトップ下はもう少し工夫がないとJ2ではゴールを奪うのは厳しいかもしれない。
 でも一番良かったのは反町監督のコメントだと思います。新潟や湘南、五輪代表で指揮をとった経験から、これだけ力が差を見せつけられて不満がないわけではないと思います。上から目線の厳しいコメントも予想していましたが、一切ネガティブなコメントはありませんでした。監督がチームと同じ立ち位置にいるのは、心強いですね。次のゲームに選手もサポーターもポジティブな気持ちで臨むことができます。
 これからも攻守の切り替えが早い、積極的に仕掛けるサッカーがみたいです。大きな力の差を見せつけられたが、同時に今後への大きな期待を抱かせてくれたファーストゲームでした。

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