十和田観光電鉄に乗ってきた [鉄道趣味]

2012年3月で廃線になる十和田観光電鉄で、動態保存されている旧型電車が運行されるというので家族で行ってきた。11月の青森は厳寒かと思いきや、暖かい快適な気候で拍子抜け、いや助かった。
11時2分三沢発七百行臨時列車にやってきたのはモハ3401とモハ3603の2両である。2両とも50年以上前に製造された古豪で、モハ3401は十和田観光電鉄の自社製造の車両、モハ3603は東京急行電鉄から譲渡された車両である。多くのマニヤが乗車したが、一昔前に比べて、女子が増えているのは正直うれしい。
 乗車してみると、確かに古いが、それよりも整備が行き届いており快適だ。よく有りがちな座席のスプリングがへたっていることもない。
 発車すると、やはりツリカケの走行音が本当に懐かしい。ツリカケ電車への乗車は本当に久しぶりで、前回いつ乗車したのか思い出せない位久しぶりだ。地方の私鉄が旧型電車を動態保存するのはたいへんなことだと思う。
 七百駅に到着すると、凸型電機ED301、無蓋車トラ301、モハ3401の編成に組み替えて十和田市まで運行。十和田観光電鉄を存分に堪能した。
 十和田市駅に着くと、「とうてつ感謝祭」という催しが開催されていた。青森県のゆるキャラ大集合のイベントや、地元企業のブースや沿線高校の学習発表などさながら地域の文化祭という雰囲気で、老若男女楽しめる内容がよかった。  帰りは、再び凸型電機ED301、無蓋車トラ301、モハ3401の編成に乗って戻った。
 十和田観光電鉄は鉄道、バス以外にもホテルなどの観光業を手広くやっていて大きな会社のようで鉄道の廃止はもったいない感じがしたが、地元の親切な鉄道ファンの方によると、やはり日中は空気輸送で、通学の学生も少子化で減り厳しいとのこと。マニヤにやさしく、鉄道業へ意欲も十分な同電鉄の廃線は実に残念だ。旧型電車や電機が動態保存されるように願うが、実際には難しそうだ。
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